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チ ワ ワ
Chihuahua

豆 知 識

歴 史

チワワという犬の発祥の起源には、古代エジプト、中国やインドなど、様々な説がありますが、現在最も有力だと言われているのは、古代メキシコの時代に神聖な犬として崇められていた「テチチ」と呼ばれる小型犬の一種です。時代は西暦9〜10世紀の頃、今のメキシコシティーに近いトゥーラ地方に、トルテック族という民族が住んでいました。彼らの時代には「テチチ」というチワワに良く似た小型犬がおり、これは彼らのペットであると共に、宗教的な意味合いをも持っていました。トルテック族の葬儀では、死者を天国へ導く案内役としてこの「テチチ」が死者と一緒に埋葬されていたそうです。トルテック族の遺した遺跡からも、チワワに良く似たこの「テチチ」と思われる犬の彫刻が残っています。同じメキシコで、12〜16世紀まで栄えたアステカ帝国でも、犬は宗教的に重要な、神秘的な存在であり、葬儀では、天国への旅路の付添い役として「黄色い小さな犬」を埋葬したという記録が残っています。この「黄色い小さな犬」も現在のチワワの祖先ではないかと言われています。
チワワが初めて「チワワ」という名前で知られるようになったのは、19世紀中頃、メキシコにやって来たアメリカ人がこの犬を見つけ、ペットとしての普及が始まってからです。名前も、発見された地域であるメキシコのチワーワー州という地名にちなんで、「チワワ」と呼ばれるようになりました。当初、チワワは毛の短い「スムース種」が殆どでしたが、パピヨン、ポメラニアンなどとの交配により、毛の長い「ロング・コート種」が作られました。わが国には1955年頃に入ってきたといわれており、今ではダックスフンドと肩を並べるほどの人気犬種として知られています。

 

特 徴

体格 チワワは世界最小の犬です。通常1.5〜2.5kg 体高は13cm程で成犬となります。
頭 丸い小さな頭はアップルヘッド、アップルドームなどと呼ばれています。
顔 大きな目と耳を持ち表情は大変豊かです。
脚 繊細な骨組みをしていますので、ソファーなどの飛降りには注意が必要です。
披毛 スムースコートとロングコートがあります。カラーバリエーションがとても豊富です。
性格 小さな体には似合わず勇敢で大きな犬にも向かって行き、飼い主を独占したがる傾向があります。